1649年5月13日〜5月19日

逃げ回るコティネ、運命を握るのは王様?

ノーデ:いろいろと取り締まりを厳しくしてはいるが、王妃アンヌ様はまだパリにお戻りになる気配はない。

本の行商人ジャック:ここでノーデ先生お得意の水晶玉をのぞいてみてはいかがでしょう。

ノーデ:水晶玉より確かな「年表」がこのサイトにも『フロンドの乱とマザリナード』にもあるだろう?

ジャック:それによると、宮廷がパリに戻るのは8月。ずいぶん先ですよ。

ノーデ:じつはコティネの運命も、それに連動しているのだ。

ジャック:え、どういうことですか?

マザリナード文書を印刷して死刑になったものはいない?!

ノーデ:コティネは宮廷がパリに戻ると、王様の慈悲を求め、自ら出頭してくる。

ジャック:そこで恩赦が与えられた!

ノーデ:コティネは晴れて自由の身だ。

ジャック:他にも死刑宣告を受けた印刷業者モルロがいますが。

ノーデ:モルロは恩赦ではなく、処刑場で暴動が起きて逃亡。

ジャック:死刑宣告はされても処刑にはいたらなかったと。

ノーデ:マザリナード文書の摘発で告発され、死刑になったものはいない。

ジャック:そこがルイ13世の時代、リシュリュー枢機卿の時とはちがうんだな。

マザリナード文書(個人蔵)

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